くるまみれ

23歳、文系。メカ知識なし。スピード欲なし。ただひたすらにくるま好き。

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東北のドライバーとして3【伝えるということ】

後でボランティアセンターの方にお話を伺ったところ、彼ら(子供たちに限らず現地に住まわれている方々)はとにかく、外からの来訪者を心待ちにしているということでした。避難所や被災地域はどうしてもコミュニティが閉鎖的になりがちで、一時期ほどのボランティアも集まらない。
これと同じかそれ以上に問題なのが、被災地域の現状が外に伝わらないということでした。実際現地でお会いした沢山の方々から「ここでの出会いや今起こっていることを、帰ってから一人でも多くの人にお伝えして欲しい」ということを言われました。

私自身も、震災自体が忘れられていると感じたことはありませんが「じゃあ被災地は?」と言われると、確かに意識が向いていない部分があったように感じました。あのニュース報道での、本当に悲惨としか言いようが無いような映像を繰り返し見た挙句、逃げていた部分があったように感じます。
例えば義援金や寄付金に協力するにしても、それはあくまで「お金」であり、顔が見えない。そんなことを感じました。もちろん、ボランティアが良くて義援金が良くない、そういう意味では決してないのですが。そも意味でも、今回のように現地で実際に人と触れ合うという機会を設けられてよかったと感じています。そして、このような活動を続けていかないといけない。それが今回得られた一番の教訓でした。

テレビの報道だけだとどうしても、被災地は悲惨なもの、陰鬱なもの→「それでも前に進もう」という描き方をしています。ここで多くの(外の)人が受ける印象は2つです。すなわち一つは、

「実際に現地に行ってボランティアに参加して、少しでも現地の人の力になろう」という考え

そしてもうひとつは
「現地に迂闊に行くのは不安。テレビの報道だけで腰が引けてしまう」という考えではないでしょうか。

(言うまでもなく、私は後者でした。)

私達が現地での生活が「以外に普通」と思ってしまったのは、こういう理由からであると考えられます。
もちろん、ここまでの普通の生活が得られるまでは、それこそ私達の知り得ない厳しい時期があったのも事実です。それが内部の前向きなエネルギーと、外からの援助で、ようやく「あぁ、意外に普通だったんだ」って私達が言えるような環境になりました。同時に私達が、安心して公演を行えるような場が醸成された、そんな印象を受けました。
しかし同時に、今度は被災地の情報が外に発信されなくなってしまった。これが現地の人々が感じていることです。

確かに生活は以前に比べれば安定したけれど、本当の復興はこれからだ。それが、私達一堂が最終的に感じたことでした。
写真のように沿岸部は、瓦礫は片付いたと言え今でも荒れ果てています。細かく見れば未だ生活の跡は残っており、残った建物を残そうとか取り壊そうとか、そういった議論がされています。車道には今でも、大型ダンプや瓦礫を運搬するトラックが目立ちます。
先日は陸前高田市の津波被災地で残った「一本松」を、震災を語るモニュメントとして防腐処理をして残すことが決まったそうです。岩手日報ウェブ版で報道されました。このようなステップ一つ一つに、復興としての意味があるように感じます。

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なつみら

最後に現地で見つけた興味深い標語を紹介します。(現地で写真を取り逃がしてしまったので、この写真は拾い物ですが)

なつかしい未来へ

これについては様々な解釈ができますが、私が感じたのはやはり、かつての故郷を大切にしたいという思いです。
震災を機に全てを新しくするのではなく、かつての故郷を蘇らせる。故に「復興」なのではないでしょうか (間違えてたらすいません)

現地に滞在中の一週間は、本当にいろいろなことを学べました。
それは震災を乗り超えた人々のエネルギーに触れられたことであったり、現地で聞いた助け合いの精神であったり、今後のさらなる復興に懸ける彼らの意気込みであったり。
言葉にすると軽いものになってしまいますが、それでもここで知ったことを伝えて行かなければならないと、今はそういう気持ちです。
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  1. 2012/07/21(土) 15:45:39|
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